紫の上の「御阿礼詣で」上賀茂神社

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物語の舞台

『源氏物語』では

源氏物語

33帖「藤裏葉ふじのうらは」では、

紫の上が、幼いころに明石あかし御方おんかたの手元より引き取り、実の娘のように養育した、

明石の姫君の入内を前に「御阿礼詣でみあれもうで」に出かける場面があります。「御阿礼みあれ」とは降臨こうりんの意味です。

「御阿礼詣で」とは

葵祭」の前日、旧暦の四月中の申の日、上賀茂神社では「御阿礼の日みあれのひ」といって、

ご祭神である賀茂別雷命かもわけいかずちのみこと降臨こうりんを迎えるお祭りが行われました。

下賀茂神社のご祭神、玉依姫たまよりひめが賀茂川の河原で川遊びをしていると、

丹塗り矢にぬりやが流れてきて持ち帰って寝所しんじょに置き、一晩ひとばん明けると身ごもっていました。

そして誕生されたのが、ご祭神賀茂別雷命かもわけいかずちのみことです。

有名な「葵祭あおいまつり」は斎院が上賀茂神社と下賀茂神社に奉仕する大祭たいさいです。

それぞれ牛車ぎっしゃかんむり二葉の葵ふたばのあおいをかざすので「葵祭あおいまつり」と呼ばれるようになり、

当時は毎年、四月のなかとりの日に行われました。

詳細事項

賀茂別雷神社かもわけいかずちじんじゃ(上賀茂神社かみがもじんじゃ)

所在地
〒603-8047京都市北区上賀茂本山339
電話番号
075-781-0011
公式URL
https://www.kamigamojinja.jp/
参拝時間
二の鳥居:開門5:30~閉門17:00
楼門及び授与所:開門8:00~閉門16:45
特別拝観:10:00~16:00(土日祝は~16:15)
参拝料金
「国宝本殿」特別拝観:初穂料500円(中学生以下同伴者も無料)
アクセス
(電車)地下鉄烏丸線「北大路」駅下車、徒歩約20分
地下鉄烏丸線「北山」駅下車、徒歩約15分
(バス)市バス:4、46系統「上賀茂神社前」下車すぐ 9、37系統「上賀茂御薗橋」下車、徒歩約5分 北3系統「御薗口町」下車、徒歩約3分
駐車場
一の鳥居西側にあり。30分毎100円(正月、繁忙期、手作り市開催第4日曜日等、1回500円)
※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際はお問い合わせください。

位置情報

KoGeTu

大阪市生まれ。大学卒業後、旅行会社の添乗員として訪れた旅先で、古典の舞台に思いを馳せる内に、あらためてその世界に魅了されました。ブログ運営と共に、執筆活動も行っています。著作は、平安時代の検非違使の活躍を描いた小説『衛士の火は燃ゆ』(朱雀門編)があります。

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