光源氏の石山詣で 石山寺

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物語の舞台
その鬼は夜毎、朱雀門に現れる…勅命を受け追捕に挑む、源氏の弓の名手。身を焦がすような恋に堕ちるとも知らずに…【電子書籍】

『源氏物語』では

源氏物語

16帖「関屋せきや」では、

須磨への流謫るたくから奇跡的に、

都の政界に復帰した源氏は、御願ごがんほどきのため、

住吉大社すみよしたいしゃに続いて、この石山寺いしやまでらにももうでます。

石山寺とは

平安時代には、貴族から庶民に至るまで観音信仰が盛んとなり、

近江おうみの国の石山寺は、大和の国の初瀬寺はつせでら、京の清水寺と並んで三観音として、

当時の人々の信仰を集めていました。

古代よりこの地は、奇岩「硅灰石けいかいせき」(天然記念物)の産地であり、

神仏が宿る場所として信仰を集めていました。

本堂の前の大きな岩は「硅灰岩けいかいがん」です。

近年の発掘調査で、奈良の川原寺かわはらでらの本堂の礎石そせきには、

こちらの石材が使われていたことが判明しています。

聖武天皇による奈良の東大寺建立の際には、黄金が足りなくなり、

吉野の金峯山寺きんぷせんじ良弁僧正りょうべんそうじょうが祈願していました。

すると、蔵王権現ざおうごんげんの夢のお告げを受け、あらためてこの地で祈願すると、

陸奥むつの国で黄金が発見されたそうです。

また、琵琶湖から各所への水路の中継地点、瀬田川のほとりに位置し、

木材の集散地として、東大寺の建立の際、木材の搬入にも大変貢献がありました。

747年(天平19年)聖武天皇の勅願ちょくがんにより、良弁僧正が創建したと伝えられています。

石山寺のご本尊は二臂如意輪観世音菩薩にひにょいりんかんぜおんぼさつです。

詳細事項

石山寺いしやまでら

所在地
〒520-0861滋賀県大津市石山寺1-1-1
電話番号
077-537-1105
公式URL
https://www.ishiyamadera.or.jp/
参拝時間
開門8:00~閉門16:30(最終入山16:00)
参拝料金
一般(中学生以上)・中学生・高校生:600円
小学生:250円、団体割引あり
アクセス
(電車)京阪石山坂本線「石山」駅下車、徒歩約10分
(バス)京阪バス:JR「石山」駅から2,4,50,52,53,54,55系統「石山寺山門前」下車  
駐車場
「石山寺観光駐車場」あり。
乗用車600円、大型バス2000円、マイクロバス1400円
※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際はお問い合わせください。

位置情報

その鬼は夜毎、朱雀門に現れる…勅命を受け追捕に挑む、源氏の弓の名手。身を焦がすような恋に堕ちるとも知らずに…【電子書籍】
KoGeTu

大阪府出身。卒業後、専攻の王朝文学から長らく遠ざかっていましたが、この度、学びなおしの機会を得て、あらためてその世界に魅了されています。ブログの運営とともに執筆活動も行っています。著作は、平安京を舞台にしたロマンス&サクセスストーリー『衛士の火は燃ゆ』(朱雀門編)があります。

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