夕顔を連れ去った某院 源融河原院跡

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物語の舞台

『源氏物語』では

源氏物語

4帖「夕顔ゆうがお」では、

若き日の源氏を夢中にさせた恋人・夕顔を、

侍女の右近うこんだけを伴って、騒がしい五条の家から連れ出し、

訪れた某の院なにがしのいんのモデルとされています。

源融河原院とは

平安時代初期、清和天皇せいわてんのうの頃の左大臣源融みなもとのとおるの邸宅があったとされています。

その庭園は、陸奥の国塩釜むつのくにしおがまの景観を移した、ぜいを尽くした造りだったようです。

その後、宇多法皇うだほうおうに献上され皇室の御領ごりょうとなりました。

『源氏物語』が書かれた頃には、すでに荒廃していて、源融の亡霊ぼうれいが出たとの記録もあります。

詳細事項

源融河原院跡みなもとのとおるかわらのいんあと

所在地
〒600-8111京都市下京区都市町141-1
アクセス
(電車)京阪「清水五条」駅下車、徒歩約5分
駐車場
なし。近くのコインパーキングをご利用ください。

位置情報

KoGeTu

大阪市生まれ。大学卒業後、旅行会社の添乗員として訪れた旅先で、古典の舞台に思いを馳せる内に、あらためてその世界に魅了されました。ブログ運営と共に、執筆活動も行っています。著作は、平安時代の検非違使の活躍を描いた小説『衛士の火は燃ゆ』(朱雀門編)があります。

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